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第1章⑧ 卒業試験

暗いホールに1本のロウソクが灯り、それを囲んでいる2人の人影。
「えっと、武器を胸に当てて呪文か。マジックガード!」
「マジックガード!」
ハジメとベルは同時に呪文を唱えた。が、何も起きない。
「・・・どう?なんか強くなった感じする?」
「特には・・・。成功したか失敗したのか分からないね。」
「ちょっと俺に向かってこの本投げてみて。」
ハジメはベルに魔法辞典を渡した。
「じゃあ・・・遠慮なく。エイイイイイッ!!」
ベルが大きくふりかぶって投げた辞典はハジメの顔面にクリーンヒットして床に落ちた。
「あ、強く投げすぎちゃった・・・。ごめんね、ハジメちゃん大丈夫?」
「あぁ、俺は大丈夫。なんか全然痛くないよ。」
「マジックガードは身体的ダメージを精神力で受けるようにする魔法じゃからの。見た目の派手差はないが強力な魔法じゃ。しかし2人とも、熱心なのはいいがちゃんと消灯時間は守って欲しいのぉ。」
ハジメとベルの背後から声がして、振り返るとハインズが立っていた。
「げっ、見つかったか。でもさ、明日はいよいよ卒業試験。寝たくたってドキドキで寝れねーよ。」
「なら尚更寝ておかないと力が出ないんじゃないかね?」
ハインズがたしなめる。
「そ、それはそうだけど・・・」
「よいか?お主たちは明日の卒業試験に受かったら明後日の朝にはここを出ていくのじゃ。そして旅に出るのじゃろ?私もかつて仲間と共に旅をしたから言うのじゃ。旅ではぐっすり休める機会なんて少ない。だから普段から休めるときに休むようにするのじゃ。」
「え、先生も旅をしてたんですか?」
「うむ、私は以前あるギルドに籍をおいていてな・・・。まぁ、今その話はよい。今日はしっかり寝て、明日に備えなさい。」
ハインズは消えた。
仕方ないのでハジメとベルはマジックガードの練習を切り上げ、それぞれの部屋に帰ることにした。

朝、ハジメは身支度をしてホールに入った。
ホールの真ん中に机が2つと教壇が置いてある。
試験は午前中に行われ、最初は筆記テストだ。
ハジメは机に座って教科書を広げて復習を始めた。
程なくベルとハインズがホールに入ってきた。
「いよいよね。」
ベルがハジメに話しかける。
緊張しているらしく、声がこわばっている。
「ハジメとベルなら大丈夫じゃ。リラックスして挑みなさい。」
ハインズも気をつかって声をかける。
ハジメ自身も、自分にあれだけ勉強したんだから大丈夫、と言い聞かせる。
問題と回答用紙が配られ、ハジメは深呼吸した。
「それでは、始め!」
ハインズの声でテストが始まった。

Q1.マジシャンの攻撃魔法を2つ答えよ。
Q2.マジシャンの防御魔法を2つ答えよ。
Q3.属性魔法は何種類あるか答えよ。




ハジメは驚くほどの速度で回答していった。
アムホストの学校のテストなんて悲惨そのものだったのに・・・。
ハジメはベルの勉強が楽しいという言葉を思い出した。
ちょっと納得出来た。

20分後、ハジメは全ての問題を解いて顔をあげた。
ハインズと眼があって、見直ししろと言われると思い顔を伏せたが、ハインズの言葉は予想と違い、
「おぉ、やっとハジメも終わったか。」
だった。
隣を見るとベルはもう終わっていてハジメに笑いかけた。
「では、もう答案の回収をしていいかのぉ。」
そう言ってハインズは杖で答案を自分のもとへ引き寄せて採点をした。
「ふむふむ・・・、ハジメは84点でベルは98点か。2人とも合格じゃ!」
ハインズはハジメとベルにニッコリと笑って言った。
「ヤッター!これで卒業まで王手だ!」
「残るは実技だけねっ、それが終われば私たち魔法使い!」
ハジメもベルも大いに喜んだ。
「ふぉっふぉっふぉ、じゃあさっさと実技やってしまうかのぉ。実技試験は私が召喚するスライムを倒す、ただこれだけじゃ。普通の生徒はここで初めてスライムと戦うんじゃが、お前たちはすでに経験があるから1人3匹ずつ倒すのじゃ。よいな?では始め!」
ハインズが杖を振り、机と教壇が消えて代わりにハジメとベルを囲むようにスライムが等間隔に6匹召喚された。
ハジメとベルはお互いを背にし、正面と左右に見えるスライムに向かって3つのエネルギーボルトを放った。
スライムは全て消滅してしまった。
「ふぉっふぉっふぉ、誠に愉快じゃ!2人とも、卒業試験合格を申し渡す!」
ハジメとベルは笑って握手をした。
「ベル、おめでとう!」
「ハジメちゃんこそ、おめでとう!」
「よし!ではベルとハジメの合格祝いをレストランでしようかのぉ。2人とも、レストランまで来なさい。私はさきに行って支度をしてこよう。」
ハインズは今まで見せたことがない子供のような笑顔をして消えた。
「これで2人とも魔法使いか・・・。なんかすごく嬉しいし、ワクワクしてきた!」
ハジメもはしゃいでいる。「うん、すごく楽しみっ!先生も待ってるから早くレストランに行こっ。」
ベルはずっと笑いっぱなしだ。

レストランのドアを開けるとたくさんのクラッカーが鳴り、店の中が飾りつけされていた。
店にはハインズとエリニアの妖精と人間が数人いた。
人間はニコニコしているが、妖精は今一つ乗り切れていない様子。
「2人が優秀な成績で合格したと言ったら皆このパーティーに来たがってのぉ。」
店のテーブルが全てくっつけられ、中央に集められて大勢で座れるようになっていた。
「私たちのために集まってくれてありがとうございます!」
ベルがお辞儀したのでハジメもならった。
「妖精の皆も、今はブスっとしているが、さっきまでは喜んでくれておったよ。特にポップはのぉ。」
ハインズが言うと紺髪のウェイトレスの妖精が出てきた。
「は、ハインズ様、私そんな・・・喜んでなんていませんっ!」
そう言った後ハジメと眼が合って顔を赤くして厨房に隠れてしまった。
宴が始まってからはハジメの人生最高の時だった。
たくさんの料理をいっぱい食べ、ハインズの昔話を聞き、ベルとこれからの話をして、町の人達から祝福の言葉をかけられた。
そうこうしていると、もう6時を過ぎていた。
「そうじゃなぁ、やはりギルドを作るのがいいと思うぞ。仲間を6人以上集めたら、船でオルビスのギルド本部へ行くのじゃ。レベルが近い者や離れている者、違う職業の者など、様々な人と触れ合えるからのぉ。じゃから・・・」
ハジメとベルがハインズの話に聞きいっていると、ハジメは肩をつつかれた。
振り返るとハインズにポップと呼ばれたウェイトレスの妖精がちょこんと立っていた。
「えっと・・・ちょっと・・・おもてに来て・・・。」
ハジメは驚いたがついていくことにした。

******************************************************

いやぁ、ちょっと駆け足できてしまいました。卒業試験。
でもね、大量のスライム相手にしたハジメとベルなら簡単な試験なのさ(´・ω・`)
んー、今回ちょっと困ったことがありました。
それはレベルの定義。
どーゆー形で表せばいいのやら(--;)
まだ思案中でございます。

小説楽しいゎ(*´ー`*)
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ゥンwっぃに合格試験オメデト(o ´Д`)σ)Д`)プニョプニョ
モォーハインズsぃぃ人すぎて。。゚.+:。 ヾ(。・ω・)ノ゚.+:。 イイジャナーイ!!
ギルドヵwこれゎもっと楽しみになってキタァ━゚+.(○・艸)(艸・●)゚+.━!!
Lvの定義なんて。。。んー
Lvがあがったらスキル本にLvが浮き上がってくる
なんてどぉ?w本を開くまでLvがあがってるヵ
ゎヵらなぃヵら本見るまで
wwヘ√レvv┣¨ッ┣¨ッ(;。・`ω・。)┣¨ッ┣¨ッwwヘ√レvv-------
って感じで楽しそうw

ちょっとの間見にみれなかったら結構先に進んでて(A;´・ω・)アセアセ
でも、ハインズが今までの生徒よりハジメとベルに愛情をそそいでるって感じがしたょw
これからどーなるのか楽しみ♪

返信しますよ~遅れてごめん(((・・;)

>みぃ
お、そのアイディア頂く!楽しみにしててくださいな(*´∀`)♪
ギルドも、果たしてハジメはギルドに入れるのかな?もしくは作れるのかな?
ぁー、俺も楽しみ(´∇`)

>ゆあ
毎日見に来ないとたまっちゃいますよ(・∀・)ニタニタ
頑張って書くから見に来てぬ(*^^*)

しょーうぃんどーれす(*´・ω・`)

可愛い小物達集めていきたいなぁw

プロフィール

ハジメ   

Author:ハジメ   
hajimenoblog@hotmail.ne.jp

楓のビショップ。
現在132レベ。
リアルワールドで奮闘中のため、メイプル熱は人肌並。
たまに強化やチャットでinする以外はサブを動かしている。
生息地は駐車場。
ロイドとやらには行ったことがない(行き方も知らない)。

【サブ一覧】
卍ニドメ卍
職業:火毒メイジ
レベル:74
ギルド:駆け込み神社

卍ミタビ卍
職業:雷氷ウィザード
レベル:36
ギルド:駆け込み神社(マスター)

oFirstLoveo
職業:ハーミット
レベル:78
ギルド:KIZUNA

スピア(名前伏せ)
職業:スピアマン
レベル:38
ギルド:駆け込み神社

シーフ(名前伏せ)
レベル:40
ギルド:未所属

リンクゎフリーですが、貼ったらコメントで知らせてください。

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