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第1章⑨ 朝焼け

ガチャッ。
ポップがドアを開けて出ていき、ハジメはポップに続いて外へ出た。
春といっても夜は心地よい涼しさに満ちている。
ポップはハジメに向き直った。
「合格おめでと・・・」
わざわざ呼び出すぐらいだから、お祝いを言いたいわけではないとハジメは思った。
「ありがと。んで、どうしたの?」
「え、えっと・・・その・・・旅に出るって・・・本当なの?」
ポップは言葉を選びながらハジメに聞いた。
「ん、あぁ、ベルと2人で行くんだ。他にも仲間をたくさん作る予定だけど。」
ハジメは予想をしていなかった質問に少し驚いた。
「そっかぁ・・・」
「うん・・・」
何故か間が重く感じ、ポップはうつ向いてしまった。
「・・・」
「・・・どうした?」
あまりにも間が辛かったのでハジメが切り出した。
「・・・あなたが・・・・・・じゃない・・・。」
小声でポップが呟く。
「ん、ゴメン、聞こえなかった。」
ハジメは自分の胸のあたりにあるポップの顔に自分の耳を持っていく。
「・・・あなたが・・・ないと・・・じゃない・・・。」
「え?」
まだ聞き取れないので、さらにポップの口元に耳を寄せる。
ポップは少し間を置いてから深呼吸をして息を整え、今度はハジメの顔を見て言った。
「あなたがビーフカレー食べないと誰も食べてくれないじゃないっ!!」
いきなり大声を出されてハジメは引っくり返った。
「イテーッ。」
しりもちをついた拍子にポップの顔が見えた。
眼に涙を溜め、あごをくしゃくしゃにしている。
ハジメと眼が合った。
「なんで泣くんだよ・・・」
「しょうがないでしょっ。ワケわからないんだからっ!」
「逆切れされても・・・」「もう、人間なんて知らないっ!」
ポップはそう言ってレストランの中に入ってしまった。
ハジメも急いで起き上がり後を追ったが、ポップの姿はパーティー会場にはなく、厨房に引っ込んだようだ。
ハジメが席に戻るとベルとハインズがまだ話をしていたので、食べかけだったスパゲッティーを食べながら話を聞くことにした。
「それじゃあハインズ先生のおっしゃる通り、ヘネシスへ向かいます。」
「うむ、同じくらいのレベルの者を友に持つということは非常に重要なことじゃ。ヘネシスにはこれから旅を始めようとする若者が集まるからのぉ。」
「ハジメちゃんも私もマジシャンだし、やっぱり他の職業の人を仲間にしたほうがいいですか?」
「そうとも限らん。魔法使いだけで結成されておるギルドもあるからのぉ。気の合う仲間を見つけなさい。」
「はい。そうします。・・・あれ?ハジメちゃん、いつからそこに居るの?」
ベルがようやくハジメが隣に座っていることに気付いた。
「今来たところだけど・・・」
「ふーん、あの妖精の子に何て言われたの?」
「・・・」
ハジメは答えなかった。
ベルもそれ以上聞こうとはしなかった。
「さて、時間も時間じゃ。明日の午前中にハジメとベルは出発なんだから、もう寝ないと駄目じゃ。」
ハインズの言葉でパーティーはお開きになった。

出発の朝。
ハジメは眼を覚ました。
外はまだ暗いが夜明けが近いことは分かる。
ハジメはベッドから出て素早く身支度をし、魔法学校を脱け出した。
向かったのは昨日のレストラン。
ノックをして中にはいるが、誰も居ない。
「ポップ?居る?」
呼び掛けてみるが返事がない。
ポップは住み込みで働いているはずなので、きっとこのレストランの2階に部屋があるのだろう。
厨房の隅にハシゴがかけてある。
それを上っていくと寝息が聞こえた。
上った先は通路になっていて、扉が3つあった。
ハジメはドアノブに『ポップの部屋』と書かれた札がかけてある扉を開けた。
その部屋には小さなベッドがあり、やはり小さなポップが眠っていた。
「おい、ポップ。」
ハジメが揺り起こすとポップは寝惚けた顔をしていたが、自分が誰に起こされたのか気付くと昨夜のように顔を赤くした。
「な、な、なんであなたがここに居るのっ?!」
「シーッ、いいからついて来いよ。」
ハジメは口の前に人指し指を立てて言った。
ハジメとポップは部屋を出た。
「ねぇ、どこに行くの?」
「あなた、もう出発するんじゃないの?」
ポップが聞くがハジメは答えずに進んで行く。
しばらく歩くと魔法使い養成学校に来た。入口にハインズが居る。
「おし、じいさん頼む。」
「しょうがないのぉ、こんな時間に起こされて・・・まぁ、可愛い教え子のためじゃ。捕まっていなさい。」
そう言ってハインズは杖を構えた。
ハジメがハインズの袖に捕まり、ポップにもそうするよう促す。
2人が捕まるのを確認するとハインズはテレポートをした。
現れた先は魔法学校の屋根の上。
「ありがとじいさん、後でまたよろしく。」
「ふぉっふぉっふぉ、お安いごようじゃ。」
ハインズは消えた。
「な、なんなのっ?」
ポップが戸惑いながらハジメに聞く。
「ほらっ、ここからエリニアの森が全部見渡せるんだ。それに・・・そろそろだな。正面を見てて。」
ハジメが指差す方向を見ると、その方向が明るくなってきた。
東の森から太陽がのぼり、森全体をオレンジに照らしている。
とても美しい朝焼けだ。
「どう?気に入ってもらえた?」
ハジメがポップの顔をのぞきこむ。
「こんなキレイな景色・・・見たことない・・・。」ポップは恍惚としている。
「俺さ、また帰って来るから。ビーフカレー食べるからさ。待ってろよ・・・?」
ハジメが朝日を見ながら言い、ポップがハジメを見た。
「・・・うん。」

「それじゃあ、元気でのぉ。2次転職のときにまた来るんじゃぞ。」
「先生、ありがとうございました。」
「またな、じいさん。ポップも。」
ハジメがポップの頭に手を乗せて別れの挨拶をした。
「・・・ハジメっ。・・・これ・・・つけてよ・・・。」
ポップは自分が首から下げているネックレスをハジメに渡した。
純金製で2人の妖精が手を繋いでいるデザインだ。
「その・・・お守り・・・だから。・・・行ってらっしゃいっ!」
ハジメはそのネックレスをつけて笑って答えた。
「行ってきます!」
ハジメとベルは旅立っていった。

******************************************************

あの・・・、これはハジメの勝手な妄想の世界ではございません・・・。
最初に自己満足程度の小説と言いましたが、ちゃんとね、ちゃんと考えてるんだよ。
だから展開に怒らないでくださいね(*´ー`*)

いやぁ、\(゜ロ\)フィーバー(/ロ゜)/
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theme : メイプルストーリー
genre : オンラインゲーム

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しょーうぃんどーれす(*´・ω・`)

可愛い小物達集めていきたいなぁw

プロフィール

ハジメ   

Author:ハジメ   
hajimenoblog@hotmail.ne.jp

楓のビショップ。
現在132レベ。
リアルワールドで奮闘中のため、メイプル熱は人肌並。
たまに強化やチャットでinする以外はサブを動かしている。
生息地は駐車場。
ロイドとやらには行ったことがない(行き方も知らない)。

【サブ一覧】
卍ニドメ卍
職業:火毒メイジ
レベル:74
ギルド:駆け込み神社

卍ミタビ卍
職業:雷氷ウィザード
レベル:36
ギルド:駆け込み神社(マスター)

oFirstLoveo
職業:ハーミット
レベル:78
ギルド:KIZUNA

スピア(名前伏せ)
職業:スピアマン
レベル:38
ギルド:駆け込み神社

シーフ(名前伏せ)
レベル:40
ギルド:未所属

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